UR Fit
運動によって知能が向上する!?

代表の関です!
普段のトレーニングは出来るだけ専門用語を避け、お客様に分かりやすくお伝えしているのですが、コラムでは専門用語を交えながら、体づくりに役立つ情報をお伝えしていきます!
以前までの記事は以下のURLからご確認ください!
https://www.urfit.jp/blog/categories/column
学ぶ力というのは子供の頃だけでなく、大人になってからも必要です。この学ぶ力というのは、私たちが持っている知能で構成されており、現在、知能は一つではなく複数あるという、ハワード・ガードナーが提唱する「多重知能理論」という言われる考えが普及しています。
多重知能理論における知能の種類は、大きく8個あります。
対人関係の知能
論理・数学的な知能
記憶する知能
空間を認識する知能
振り返る知能
言語の知能
身体活動の知能
音楽・リズムの知能
今あげたそれぞれの知能は、どのような要因によって高められるかというと、「実行機能」というものが直結していることがわかっています。実行機能とは、目的を達成するために思考や行動をコントロールして突き進む力のことです。この実行機能は、体力、運動能力によって高められるということがわかってきています。
この実行機能は3つの力で構成されています。
集中維持の力
ワーキングメモリー
認知的な柔軟性
「集中維持の力」は、自分が何かに取り組んでいるときに邪魔が入っても、今やるべきことにしっかりと集中力を維持させる力です。
「ワーキングメモリー」は、脳の中のメモ帳と言われる力で、情報を一時的に保持しておいて、それらをうまく使いながら、やるべきことを進めていく力です。
「認知的な柔軟性」は、状況に応じて考え方や思考を柔軟に切り替えていく力です。
この3つの力が実行機能を構成し、これらが知能と密接に関わっていることがわかっており、運動によって知能が高まり、実行機能が育ちます。ただし、実行機能や知能は、一時的な運動によって一気に高められるものではなく、日常的な運動習慣によって徐々に高まっていきます。
以前、解説した「可逆性の原理」とは、運動の習慣的な刺激がなくなると、いずれは効果が消失してしまう、また、反復性の原則という、一度得た運動の効果を持続するためには、運動を中断せずに規則的、習慣的に繰り返し反復して行わなければならない、というのが知能にも関わってきます。
UR Fitでは短期的な結果を追い求めるのではなく、運動を継続し、習慣化させる、パーソナルトレーニングを提供しています!
参考:子供の脳を育てる「運動遊び」 著 柳澤弘樹